前回の記事では、パソコンでChatGPTを使う場合の利用方法について記載しましたが、今回は前回に続き、ChatGPTではどのようなことができるのか(得意不得意部分)をまとめてみました。
また、今後、ChatGPTが多くの業界に広がっていくと考えられており、その中でもすぐに利用される場面をChatGPTの可能性を調べて、記事にしてみました。
興味があればご覧ください。
ChatGPTとは
ChatGPTは、自然言語処理に特化した大型の言語モデルであり、OpenAIが開発したGPTシリーズの一つです。
GPTは、Generative Pre-trained Transformerの略称で、大量の自然言語データを事前学習させた上で、各種自然言語処理タスクに適用することで高い性能を発揮します。
ChatGPTは、大量の自然言語データを学習した上で、対話型の自然言語処理を行うことを目的としています。
ChatGPTは、質問応答、文章生成、文章要約、感情分析などのタスクに適用可能で、その精度は非常に高いとされています。
できること/できないこと
ChatGPTは、自然言語処理の様々なタスクに対応可能です。
その中でも、以下のようなことができます。
・質問応答
・文章生成
・文章要約
・感情分析
・自然言語理解
しかし、ChatGPTには以下のような制約もあります。
・知識の欠落:
ChatGPTは、あくまでも学習したデータの範囲内でしか知識を持っていません。
つまり、ChatGPTが知らないことについては回答できません。
・意味の理解:
ChatGPTは、単語や文脈を理解することができますが、人間のように深い意味を理解することはできません。
・対話の流れの理解:
ChatGPTは、独立した発言を生成することができますが、会話の流れや文脈を理解して応答することはできません。
こんな場合に役立ちます
ChatGPTを有効活用するシーンは次のようなケースです。
・オンラインカスタマーサポート:
ChatGPTを使えば、自動応答システムを構築できます。
このシステムにより、多数のカスタマーサポート要求に対応し、人手不足の解決に役立ちます。
・語彙力の向上:
ChatGPTは、豊富な語彙を持っています。
そのため、文章を作成したり、単語の意味を理解したりする際に、ChatGPTを活用することで語彙力が向上する可能性があります。
・学習のサポート:
ChatGPTは、自然言語処理に関する基礎的な知識を持っています。学習者がChatGPTを使うことで、学習のサポートを受けることができます。
利用方法
ChatGPTを利用するには、以下の方法があります。
1.APIを利用する:
OpenAIは、APIを提供しています。APIを利用することで、自分のアプリケーションにChatGPTの機能を組み込むことができます。
2.テキストエディターで利用する:
OpenAIは、Playgroundと呼ばれるWebページを提供しています。
Playgroundを使うことで、簡単にChatGPTを試すことができます。
3.Pythonパッケージを利用する:
OpenAIは、Python用のパッケージも提供しています。
Pythonを使うことで、ChatGPTを簡単に利用することができます。
まとめ
今年になって一気に注目を集めているChatGPTは、いろんな用途で利用することができます。
このChatGPTは今後、あらゆる分野で活用され、大きな変革を起こす期待があります。
一方で、すべてをChatGPTに頼っていると、考える力自体が衰えてしまうリスクがあり、教育業界などでは特にChatGPTとの付き合い方が求められてくると思います。
とは言え、日本全体として少子高齢化や労働力不足などと言われる時代、ChatGPTなどを活用して、省力化や効率化につながるように、今後の発展を期待しています。
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
【 参 考 】
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