最近、企業が保管している個人情報の流出がニュースになることがあります。
普段利用している通販サイトやサービスから、自分の名前やメールアドレスなどが漏れてしまったら……と考えると、少し不安になりますよね。
「個人情報が漏れたら、何をすればいいの?」
「自分でできる対策はあるの?」
「クレジットカードやスマホは大丈夫?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
実は、個人情報が流出したときに被害を防ぐために、私たちができることはいくつもあります。
今回は、スマホやパソコンが苦手な方でも実践できる、個人情報流出への対策を7つ紹介します。
パスワードを変更する
まず気をつけたいのが、インターネットのサービスにログインするためのパスワードです。
例えば、通販サイトからメールアドレスとパスワードが流出した場合、悪意のある人がその情報を使ってログインを試みる可能性があります。
さらに怖いのが、同じパスワードを複数のサービスで使い回しているケースです。
通販サイトで流出したパスワードが、メールやSNSなどへの不正ログインにも使われてしまうおそれがあります。
対策のポイント
- 流出したサービスのパスワードを変更する
- 同じパスワードを使っているほかのサービスも変更する
- サービスごとに異なるパスワードを設定する
特に、メールアカウントは優先して守りたいところです。
メールを乗っ取られると、ほかのサービスのパスワードを再設定されてしまう可能性もあるためです。
たくさんのパスワードを覚えるのが難しい場合は、スマホに備わっているパスワード管理機能を利用するのもおすすめです。
怪しいメールやSMSのリンクを開かない
個人情報が流出した後に気をつけたいのが、詐欺メールや偽のSMSです。
例えば、次のようなメッセージが届くことがあります。
- 「お客様のアカウントに問題が発生しました」
- 「クレジットカードの利用を停止しました」
- 「本人確認のため、こちらから手続きしてください」
- 「荷物をお届けできませんでした」
このようなメッセージに記載されたリンクを開くと、本物そっくりに作られた偽のサイトに誘導される場合があります。
そこでパスワードやクレジットカード番号を入力してしまうと、情報を盗まれてしまう可能性があります。
また、自分の名前や利用しているサービス名が書かれていても、本物の連絡とは限りません。
対策のポイント
- 身に覚えのないメールやSMSのリンクは開かない
- メッセージからログインやカード情報の入力を求められても、すぐに対応しない
- 公式アプリや、普段利用している公式サイトから確認する
「急いで手続きしてください」と書かれていても、慌てずに確認することが大切です。
クレジットカードや銀行口座の利用履歴を確認する
個人情報の流出で心配なのが、お金に関する被害です。
クレジットカードの番号などが漏れた場合、本人が知らないところで買い物に使われてしまう可能性があります。
そこで、普段からカードの利用明細や銀行口座の入出金履歴を確認する習慣をつけておきましょう。
最近は、スマホのアプリから簡単に確認できるサービスも増えています。
対策のポイント
- クレジットカードの利用明細を確認する
- 銀行口座の入出金履歴を確認する
- 利用通知や不正利用の検知サービスを設定する
- 身に覚えのない取引があれば、カード会社や銀行に連絡する
特に、少額だからといって見逃さないことも重要です。
不審な利用を見つけたら、カード会社や銀行の公式窓口に連絡し、利用停止や再発行が必要か相談しましょう。
電話やSMSで個人情報を聞かれても答えない
名前や住所、電話番号などが流出すると、それらの情報を使った電話やSMSが届く可能性もあります。
例えば、銀行や警察、宅配業者などを名乗り、個人情報やお金を要求してくるケースです。
相手が自分の名前や住所を知っていると、本物の連絡だと思ってしまうかもしれません。
しかし、名前や住所を知っていることだけでは、相手が本物だという証拠にはなりません。
対策のポイント
- 電話でパスワードや暗証番号を伝えない
- SMSなどで届いた認証コードを他人に教えない
- 不審な電話は一度切る
- 必要な場合は、公式サイトに掲載された電話番号に自分からかけ直す
特に、スマホに届く認証コードは大切な情報です。
「確認のためにコードを教えてください」と言われても、他人に伝えないようにしましょう。
家族にも、このような詐欺があることを共有しておくと安心です。
二段階認証を設定する
「二段階認証」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
簡単にいうと、パスワードだけでなく、もう一つの方法でも本人かどうかを確認する仕組みです。
例えば、ネットサービスにログインするときに、パスワードの入力に加えて、スマホでの承認などを求められる仕組みです。
仮にパスワードが知られてしまっても、追加の確認によって不正ログインを防げる可能性があります。
対策のポイント
- メールアカウント
- Apple AccountやGoogleアカウント
- SNS
- ネット銀行や決済サービス
こうした重要なアカウントから設定しておくのがおすすめです。
設定方法はサービスによって異なりますが、アカウントの「セキュリティ」や「ログイン設定」などの項目から確認できます。
利用できる場合は、二段階認証や多要素認証を有効にしておきましょう。
企業から届いた情報流出のお知らせを確認する
利用している企業から、個人情報流出のお知らせが届くことがあります。
そんなときは、まず「どの情報が漏れた可能性があるのか」を確認しましょう。
例えば、次のような違いがあります。
| 流出した情報 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| メールアドレス | 詐欺メールや偽のログイン画面 |
| パスワード | 不正ログイン |
| クレジットカード番号 | 不正な決済 |
| 住所・電話番号 | なりすましや不審な連絡 |
| 本人確認書類の画像 | 身分証を悪用したなりすまし |
情報の種類によって、必要な対策は変わります。
企業からパスワード変更やカード再発行などの案内があれば、その内容を確認して対応しましょう。
ただし、流出のお知らせを装った偽メールが届く可能性もあります。
メール内のリンクをそのまま開くのではなく、公式サイトからお知らせを確認すると安心です。
運転免許証などの本人確認書類が漏れた場合は相談する
氏名やメールアドレスの流出と、運転免許証などの本人確認書類の画像が流出するケースでは、注意すべき点が異なります。
本人確認書類の情報が悪用されると、なりすましなどに利用される可能性があります。
もし、免許証などの画像が流出したと分かった場合は、企業からの案内を確認し、必要に応じて警察や発行元の窓口に相談しましょう。
なお、マイナンバーカードについても、カードの情報が漏れた状況によって対応が異なります。心配な場合は、公式の相談窓口に確認するのがおすすめです。
大切なのは、情報が漏れたからといって、すべての書類を慌てて再発行するのではなく、状況に合った対応を取ることです。
個人情報流出に備えて、普段からやっておきたいこと
ここまで紹介した対策は、個人情報が流出した後だけでなく、普段から実践しておくことも大切です。
私なら、まず次の4つを確認します。
-
重要なアカウントでパスワードを使い回していないか
-
メールやSMSのリンクを安易に開いていないか
-
クレジットカードの利用通知を設定しているか
-
メールやSNSなどで二段階認証を設定しているか
すべてを一度に対応するのが難しければ、メールアカウントの保護から始めてみましょう。
また、個人情報が漏れたことを理由に、知らない相手から金銭や暗証番号を要求された場合は、すぐに応じず、公式窓口に確認することが重要です。
まとめ
企業から個人情報が流出したというニュースを見ると、不安になるものです。
自分では気をつけていても、利用している企業のシステムから情報が漏れてしまう可能性はあります。
だからこそ、流出を完全に防ぐことだけを考えるのではなく、万が一のときに被害を抑えられるように備えておくことが大切です。
今回紹介した対策は、特別な知識や高価なソフトがなくても始められるものばかりです。
まずは、パスワードの使い回しを見直すことや、二段階認証の設定など、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
家族みんなで対策を共有しておけば、自分だけでなく、大切な家族を詐欺や不正利用から守ることにもつながります。
「自分は大丈夫」と思わず、今日からできるセキュリティ対策を少しずつ実践していきましょう。
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
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