フルマラソンでサブ4(4時間以内での完走)を目指すランナーにとって、大会2ヶ月前は非常に重要な時期です。
この時期には、これまで積み重ねてきた走力をさらに高め、体力を最大限に引き出すためのトレーニングを行うことが求められます。
私も素人ランナーでギリギリ4時間を切れる程度のランナーですが、同じくらいの方に向けて少しでも役に立てばと思い、今回は、2ヶ月前からの具体的なトレーニング方法と1週間のトレーニングメニュー案を紹介します。
週1回のロングランを継続
サブ4を達成するためには、体力とスタミナが不可欠です。
週に1回は、徐々に距離を伸ばすロングランを行いましょう。
理想的には、徐々に30km程度の距離に近づけていきます。
ペースは目標ペースより少し遅めでも問題ありませんが、後半にペースアップする「ビルドアップ走」も取り入れると、疲労時のペース維持力が向上します。
ペース走で目標ペースを体に覚えさせる
サブ4達成のためには、1kmあたり5分40秒前後のペースが必要です。
このペースを体にしっかり覚えさせるため、週に1回程度のペース走を行いましょう。
10kmや15kmなど、段階的に距離を伸ばしながら、目標ペースを維持するトレーニングを重ねていきます。
インターバルトレーニングでスピード強化
スピードと心肺機能の強化には、インターバルトレーニングが効果的です。
例えば、1kmを少し速めのペースで走り、その後軽くジョグで回復する、というセットを4〜6回繰り返します。
これにより、持久力だけでなく、ペース変動への対応力も向上します。
筋力トレーニングで体幹と下半身を強化
ランニングのフォーム維持やケガ予防のために、筋力トレーニングも重要です。
特に体幹と下半身の筋力を鍛えることが、安定したフォームの維持と長距離ランニングでの耐久力向上につながります。
スクワットやプランク、ランジなどのエクササイズを取り入れてみましょう。
リカバリーを忘れずに
この時期は、ハードなトレーニングが増えるため、リカバリーにも十分な時間を割くことが重要です。
適度な休息や、ストレッチ、マッサージを取り入れることで、筋肉の疲労を和らげ、次のトレーニングに備えましょう。
また、栄養補給にも気を配り、バランスの良い食事を心がけることが必要です。
大会2ヶ月前の1週間トレーニングメニュー案
トレーニングメニュー案として、参考にしてください。
曜日 | トレーニング内容 | 説明 |
月曜日 | 休息 | 完全休養日。前日の疲労を取り除き、体をリカバリーさせます。 |
火曜日 | インターバルトレーニング | 1km×4〜6本(1本あたり4:45〜5:00/km)、ジョグで1〜2分の回復を挟みます。心肺機能を鍛え、スピードを強化します。 |
水曜日 | イージージョグ | 40〜60分の軽めのジョグ。ペースはゆっくり(6:00〜6:30/km)で、疲労を抜きつつ血流を促進させます。 |
木曜日 | ペース走 | 10〜15kmを目標ペース(5:40/km)で走ります。目標ペースを体に覚えさせ、持久力を向上させます。 |
金曜日 | 筋力トレーニング | 体幹と下半身を中心に、スクワット、プランク、ランジなどを行います。30分〜40分程度が目安です。 |
土曜日 | イージージョグ | 30〜40分の軽めのジョグ、またはクロストレーニング(サイクリングやスイミングなど)でリカバリーを促進します。 |
日曜日 | ロングラン | 25〜30kmを、目標ペースよりやや遅めで走ります。後半にビルドアップを取り入れると良いでしょう。 |
まとめ
大会まで2ヶ月という時期は、心身ともに充実させるための最後の追い込み期間です。
しかし、無理をしすぎるとケガや疲労が蓄積する危険もあります。
計画的にトレーニングを進め、リカバリーにも十分な時間を確保することで、サブ4の目標に一歩ずつ近づけるでしょう。
ぜひ、自分のペースでしっかりと準備を進めてください!
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
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