しもちゃん家では、近所の友人家族で毎年キャンプに行ったときの撮影映像をDVDにまとめて、みんなで集まってお酒を飲みながら上映会をしています。
子ども達の成長記録を残すことや、みんなで懐かしがったり、笑ったりできる良いイベントだと思っていますし、親子が楽しく集まれるコミュニティを作る上でもすごく友人達には感謝している限りです。
そんな上映会で観覧したDVDを後日渡したときに「我が家のDVDプレイヤーでは見れなかった」という声があり、改めてDVDを作成したときのソフト(DVDStyler)の作成手順を確認するとNTSC方式で作成するものをPAL方式で、作成しているのに気が付きました。。。
そんな体験をもとにDVD作成時の注意点と基礎知識として記事にまとめました。
DVDの作成方法
撮影動画を使ってDVDを作成するときの手順やソフトについては、過去の記事でまとめていますので参考にして下さい。
【 過去の記事 】
誰でも簡単に!音楽や画像を使ってDVDStylerでDVD制作!
想い出を形に!子どもの1歳誕生日に記念のDVDを制作しよう!
撮影した動画を想い出としてDVD化!初心者向けDVDStylerのインストール手順!
NTSC方式とPAL方式とは
今回の本題である作成方法の違いについてです。
DVDの規格は大きく2つの種類があります。
■NTSC(National Television System committeee)方式
もともとテレビ用として考えられた規格で、アメリカの標準化委員会の名称がそのまま規格名としてついているようです。
毎秒30フレームのインタレース方式といって、簡単に例えるとパラパラ漫画で1秒で30枚(ページ)めくって動きを表現しているようなものです。
日本やアメリカ、カナダ、中南米などが採用している規格です。
■PAL(Phase Alternation Line)方式
パル方式と言われている後から作られたPAL規格。
1秒当たりのフレーム数が25フレームに定められています。
主に使用されるのはヨーロッパやアフリカ、中国、オーストラリア、ブラジルなどです。
規格(方式)が違うため、同じDVDであっても機能面で互換させることができません。
そのため、例えばPAL方式で作られたDVDを海外から輸入しても、日本で作られたプレーヤーに挿入して再生することができません。
ただ、これは専用のDVDプレーヤーの話で、これらの規格が関係してこないパソコンにはあまり影響がありません。
そのため、今回のようにパソコンでDVDを作成しても気づかず、DVDプレイヤーで再生できなくて気づくというパターンがあります。
世界の採用状況
NTSC方式とPAL方式及びその他の方式別の採用状況を世界地図で表現すると以下のようになります。
引用:ウィキペディア
色のバランスから、それぞれの方式のシェアが見えると思います。
DVDプレイヤーの対応
国内メーカであれば基本的にNTSCで動作します。
PALが動作するBDレコーダもありますが、基本的にNTSCが主流です。
また、プレステ4などでは、PAL方式のDVDを再生することができるようです。
PAL方式をNTSC方式に変換して出力する機能があるDVDプレイヤーであれば、方式を問わず再生できるものも中にはあるようです。
DVDStylerでの注意点
私はDVDを作成するソフトとして、ご紹介しているDVDStylerを利用しています。
注意事項として、以下の2点を作成する前に設定を確認してください。
1.構成 > 設定
メニューの構成から設定を選択します。
設定画面で映像形式が「NTSC」になっていることを確認してください。
2.DVDのプロパティ
メニューのDVDからプロパティを選択します。
プロパティ画面で映像形式が「NTSC」になっていることを確認してください。
上記を抑えた上で、DVDを作成すればきちんとDVDプレイヤーで見ることができます。
まとめ
あまりNTSC方式とPAL方式を意識せずに、普段からNTSC方式の設定のまま利用していたので問題なかったのですが、今回設定が初期化されたため、設定内容・状態を意識せずにDVDを作成したことが、失敗する結果になりました。
改めてきちんとした設定情報や内容を理解した上で作成することが大切だと痛感させられました。
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
【 参 考 】
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