DVDを作成していて、「書き込み容量が大きすぎます」といったエラーが出たことはありませんか?
私も先日、DVDを作成していて、書き込みたいデータ容量が4.8GBを超えていたため、一般的なDVD-Rに書き込もうとすると容量不足でエラーになってしまいました。
「DVD-Rって、全部4.7GBくらいまでしか入らないんじゃないの?」
そう思っていたのですが、調べてみるとDVDにはいくつか種類があり、なんと片面2層式のDVD-R DLなら約8.5GBまで記録できることが分かりました。
実際にDVD-R DLを使ってみたところ、これまでエラーになっていたデータを無事に1枚のDVDへ書き込むことができました。
今回は、この経験をきっかけに「DVD-Rって実はどんな種類があるの?」「DVD-RとDVD+Rの違いって何?」という疑問も含めて、DVDの容量や規格について分かりやすくまとめてみます。
- 4.8GBのデータをDVD-Rに書き込もうとしてエラーに
- DVD-Rには「4.7GB」と「8.5GB」がある
- 「片面1層」と「片面2層」は何が違う?
- 「2面」と「2層」は別物なので注意
- DVDの種類を簡単に整理してみる
- 「DVD-R」と「DVD+R」の「-」と「+」は何?
- DVD-RとDVD+R、どちらを選べばいい?
- 「DVD-R」と「DVD+R」は、昔ほど気にしなくてもいい
- 「DVD-R」と「DVD-R DL」の違いも覚えておこう
- DVD-R DLなら約8.5GBまで入る
- ただし「DVD-R DLなら何でもOK」ではない
- 「4.7GBを超えたらどうする?」を覚えておく
- DVD-5とDVD-9を知っておくと分かりやすい
- 「DVD-R」と「DVD-R DL」を間違えないように
- 今回の失敗で分かったこと
- まとめ
4.8GBのデータをDVD-Rに書き込もうとしてエラーに
今回のきっかけは、DVDを作成しようとしたときのこと。
書き込みたいデータの容量を確認すると、
約4.8GB
ありました。
そこで、いつものように一般的なDVD-Rを使って書き込みを開始。
ところが、途中で容量不足のエラーが発生しました。
「DVD-Rなら4.7GBくらい入るはずだから、少しくらいなら大丈夫かな?」
と思っていたのですが、当然ながら4.7GBを超えるデータを4.7GBのメディアに収めることはできません。
ここで初めて、
「DVDって、4.7GBだけじゃないの?」
と調べ始めました。
DVD-Rには「4.7GB」と「8.5GB」がある
調べてみて分かったのが、DVDには記録する層の数が違うものがあるということでした。
一般的なDVD-Rは、
DVD-R(片面1層)=約4.7GB
です。
一方、2層式のDVD-R DLなら、
DVD-R DL(片面2層)=約8.5GB
まで記録できます。
DVD-5が片面1層・約4.7GB、DVD-9が片面2層・約8.5GBという呼び方もあります。
つまり今回のように、
4.7GBを少し超えてしまった
というケースでは、DVD-R DLがまさに適した選択肢でした。
「片面1層」と「片面2層」は何が違う?
ここは少しややこしいところです。
DVDには「片面・両面」と「1層・2層」という2つの考え方があります。
■片面1層
一般的なDVD-Rです。
ディスクの片側に1つの記録層があります。
容量:約4.7GB
いわゆるDVD-5です。
現在「DVD-Rを買ってきて」と言われた場合、多くの人がイメージするのはこちらでしょう。
■片面2層
DVD-R DLなどがこれに該当します。
ディスクの片側に2つの記録層を持っています。
容量:約8.5GB
DVD-9と呼ばれるタイプです。
2層を使うことで、片面1層のDVD-Rよりも大きなデータを1枚に収めることができます。
「2面」と「2層」は別物なので注意
今回調べていて、私自身が少し混乱したのがここです。
「2層」と聞くと、「DVDの表と裏に記録するの?」と思ってしまいます。
しかし、
2層=表と裏ではありません。
片面2層の場合は、同じ片側から読み書きできる記録層が2つあるという意味です。
イメージすると、
片面1層
↓ 読み書き
┌──────────┐
│ 記録層
└──────────┘
片面2層
↓ 読み書き
┌──────────┐
│ 記録層 1
│ 記録層 2
└──────────┘
というイメージです。
一方で、本当にディスクの**表と裏の両方に記録する「両面DVD」**も存在します。
そのため、
- 片面1層
- 片面2層
- 両面1層
- 両面2層
といった組み合わせもあります。
ただし、現在一般的に目にするDVD-Rとしては、片面1層のDVD-Rと片面2層のDVD-R DLを押さえておけば、まず十分です。
DVDの種類を簡単に整理してみる
DVDは「DVD-R」だけではありません。
代表的なものを整理すると、次のようになります。
| 規格 | 容量 | 特徴 |
| DVD-R | 4.7GB | 1回だけ書き込み可能 |
| DVD+R | 4.7GB | 1回だけ書き込み可能 |
| DVD-R DL | 8.5GB | 片面2層・1回だけ書き込み可能 |
| DVD+R DL | 8.5GB | 片面2層・1回だけ書き込み可能 |
| DVD-RW | 4.7GB | 繰り返し書き換え可能 |
| DVD+RW | 4.7GB | 繰り返し書き換え可能 |
| DVD-RAM | 約4.7GBなど | 書き換えに強く、データ保存向け |
ここで一つ疑問に思うのが、
「DVD-R」と「DVD+R」は何が違うの?
ということです。
「DVD-R」と「DVD+R」の「-」と「+」は何?
DVD-RとDVD+Rは、どちらも約4.7GBのデータを1回だけ書き込めるDVDです。
では、なぜ「-」と「+」があるのでしょうか?
実はこの「-」と「+」は、容量の違いを表しているわけではありません。
記録方式や規格を策定した団体・陣営が異なる、別の規格です。
簡単に言えば、
- DVD-R/DVD-RW → DVD Forum系の規格
- DVD+R/DVD+RW → DVD+RW Alliance系の規格
という違いがあります。
つまり、
「-」と「+」は容量の違いではなく、DVDの規格そのものの違い
と考えると分かりやすいでしょう。
DVD-RとDVD+R、どちらを選べばいい?
現在の感覚で言えば、家庭でDVDを作成する場合は、DVD-Rを選んでおけば困るケースは比較的少ないでしょう。
特に、
- DVDプレーヤーで再生したい
- 車のDVDプレーヤーで見たい
- テレビにつないだDVDレコーダーで再生したい
- 他の人にDVDを渡したい
といった用途では、再生機器との互換性を考えてDVD-Rが選ばれることが多いです。
一方、DVD+Rにもメリットがあり、特に書き込み時の管理情報などに関する仕組みがDVD-Rとは異なります。
ただし、現在販売されているパソコン用のDVDドライブなどはDVD-RとDVD+Rの両方に対応している製品が多いため、普通にパソコンでデータを書き込むだけなら、-と+の違いをそれほど意識する必要はありません。
重要なのは、
「書き込む機器」と「再生する機器」が、そのメディアに対応しているか
ということです。
「DVD-R」と「DVD+R」は、昔ほど気にしなくてもいい
DVD-RとDVD+Rの違いを調べると、記録方式や書き込み方法など、かなり細かい技術的な違いがあります。
ただ、一般ユーザーとして覚えておきたいのは、
DVD-RとDVD+Rは、どちらも4.7GBクラスの1回書き込み用DVDで、違う規格として存在している
という程度で十分です。
そして、DVDを他の機器で再生する可能性があるなら、
再生機器がどちらに対応しているのかを確認する
のが一番確実です。
特に古いDVDプレーヤーやカーナビなどでは、対応しているDVD規格が限られている場合があります。
「DVD-R」と「DVD-R DL」の違いも覚えておこう
「-と+」の違いとは別に、もう一つ重要なのが、
「DL」
です。
DLは、
Dual Layer(デュアルレイヤー)
の略で、2層式という意味です。
つまり、
■DVD-R
約4.7GB・片面1層
↓
■DVD-R DL
約8.5GB・片面2層
となります。
今回の私のケースでは、4.8GBだったので、
DVD-Rでは容量不足
でしたが、
DVD-R DLなら余裕を持って収録できる
ということになります。
DVD-R DLなら約8.5GBまで入る
DVD-R DLは約8.5GBの容量があり、片面に2つの記録層を持つことで、通常のDVD-Rよりも大きなデータを1枚に収めることができます。
そのため、
■DVD-R
4.7GBまで
↓
■DVD-R DL
8.5GBまで
と考えると非常に分かりやすいです。
今回の私のケースでは、4.8GBだったので、DVD-R DLを使うことで無事に書き込むことができました。
ただし「DVD-R DLなら何でもOK」ではない
ここは注意が必要です。
DVD-R DLを購入すれば必ず書き込める、というわけではありません。
DVDドライブ側がDVD-R DLの書き込みに対応している必要があります。
特に古いパソコンやDVDレコーダーなどを使っている場合は、対応規格を確認しておいた方が安心です。
また、DVD-R DLに書き込めたとしても、古いDVDプレーヤーなどでは再生できない場合があります。
そのため、
「書き込めるか」
と
「別の機器で再生できるか」
は別問題として考えた方がよいでしょう。
「4.7GBを超えたらどうする?」を覚えておく
今回の経験から、DVDを作るときは、まずデータ容量を確認することが大切だと分かりました。
4.7GB以下
→ DVD-Rなどの1層DVD
4.7GBを超えて8.5GB程度まで
→ DVD-R DLなどの2層DVD
8.5GBを大きく超える
→ Blu-rayなど、さらに容量の大きいメディアを検討
という考え方ができます。
もちろんDVD-VIDEOとして作成する場合は、単純なファイル容量だけでなく、映像の圧縮やビットレート、音声なども関係します。
DVD-5とDVD-9を知っておくと分かりやすい
DVDについて調べていると、
DVD-5
DVD-9
という言葉も出てきます。
これも覚えておくと便利です。
DVD-5
片面1層・約4.7GB
一般的なDVD-Rなどがこれに該当します。
DVD-9
片面2層・約8.5GB
DVD-R DLやDVD+R DLなどが代表的です。
つまり、
DVD-5=普通の4.7GBクラス
DVD-9=8.5GBクラスの2層DVD
と覚えておけば、かなり分かりやすくなります。
「DVD-R」と「DVD-R DL」を間違えないように
実際に購入するときは、パッケージをよく確認することも重要です。
普通のDVD-Rを買うつもりで、
DVD-R 4.7GB
を購入してしまうと、今回のように4.8GBのデータは入りません。
一方、
DVD-R DL 8.5GB
なら、容量的には問題ありません。
特に通販サイトなどで購入するときは、
「DVD-R」なのか「DVD-R DL」なのか
を確認するようにしましょう。
さらに、DVD-RとDVD+Rの違いもありますので、
「DVD-R DL」なのか「DVD+R DL」なのか
まで確認するとより確実です。
今回の失敗で分かったこと
今回、DVDの書き込みエラーが出たときは、
「データが壊れているのかな?」
「書き込みソフトがおかしいのかな?」
「DVDドライブが故障したのかな?」
など、いろいろな原因を考えました。
ところが実際には、
単純にDVDの容量が足りなかった
だけでした。
しかも、DVD-Rには4.7GBだけではなく、約8.5GBのDVD-R DLという選択肢があることを知りませんでした。
さらに調べてみると、「DVD-R」と「DVD+R」という2種類の規格があることも分かりました。
DVDの世界は意外と奥が深いですね。
まとめ
DVDは昔からあるメディアなので、「DVD-R=4.7GB」というイメージを持っている人も多いと思います。
私もそうでした。
でも実際には、
DVD-R=約4.7GB・片面1層
だけではありません。
DVD-R DL=約8.5GB・片面2層
というメディアがあります。
さらに、
DVD-RとDVD+Rは、容量ではなく規格の違い
ということも分かりました。
今回のように、
「DVDに書き込みたいデータが4.7GBを少し超えている」
という場合には、まずDVD-R DLを検討してみるとよいでしょう。
ただし、購入前にはDVDドライブがDLへの書き込みに対応しているか、さらに映像用途なら再生するDVDプレーヤーとの互換性も確認しておくのがおすすめです。
DVDを作成していて容量不足のエラーが出たとき、
「DVD-Rじゃ容量が足りないから諦める」
のではなく、
「DVD-R DLという8.5GBクラスのメディアがある」
ことを知っておくだけで、解決できるケースがあります。
そして「-と+は何が違うの?」と疑問に思ったら、
DVD-RとDVD+Rは、容量の違いではなく、異なる規格
と覚えておけばOKです。
私自身、今回初めて知ったことも多かったのですが、DVDを使う機会がある人には意外と役立つ知識ではないでしょうか。
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
【 参 考 】
パソコンにDVDプレイヤーがなくても大丈夫!DVDをプロジェクターやスマホで再生する方法!
記録を形に残そう!DVD制作で撮影動画で想い出作り!




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