書籍のご紹介!決断力(誰もが納得する結論の導き方)!

小さな学び

今回は書籍「決断力」(著者:橋下 徹 氏)のご紹介です。

サラリーマン人生も20年ほど経験した40代、会社組織の中やプロジェクトなどにおいても、人を動かしたり、何かを判断する機会が増えてきます。
また、会社だけでなく、子どもも成長してくると、学校関係の委員・PTA、地域の活動などにおいても何かを判断する機会に直面するものです。
そんな意思決定を行う上で、どのようなプロセスや思考でものごとを考えて、判断しているのだろうという点にすごく興味があり、販売直後に買ったこの本「決断力」。

価格も1000円せずにコンパクトで持ち歩ける本ですので、興味があれば、ぜひ購入して読んでみてください。  

本の内容

目次としては、以下のような内容です。(詳細はネタバレになるため控えます)

1.決断の明暗をわけるのは「事前のルール作り」
2.「強い意思決定」の仕組みはこう作る
3.求心力を高める決断をいかになすか
4.トラブルの時こそ「意思決定の技法」を使う
5.政治と決断
6.危機の時代に最善手を導き出すために
 

要旨(印象に残った点)

特に重要なのは「手続的正義」の思考

今では、スマホでググれば何でも情報が拾え、いろんな考えを持つ人たちが増えています。

ビジネスシーンにおいても、世の中、VUCA※(ブーカ)の時代とも言われ、ビジネス環境や市場、組織、個人などあらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難になっている状況です。
※VUCA…「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の頭文字をとった造語

 そんな状況において、重要なのは「手続的正義」の思考というものです。

不公平にならないようにルール(約束)とプロセス(手順)と決めてあげるというもの。
誰もが予測できない状況においては、後から振り返っても納得できる、このルール作り、プロセス作りがとても大切ということです。  

身近で使える例

これは本を読む前から、我が家でもやっていたことですが、子ども達が兄弟喧嘩しないようにケーキや果物など好きなものを分けるときのやり方です。

一人がケーキを切って、切ってないもう一人が先に選ぶというやり方です。

ケーキを切る子どもは、なるべく均等になるように切り、
ケーキを選ぶ子は、先に選べるというやり方です。

子ども達が喧嘩をしない(不公平にならない)ように、ルールとプロセスを決めてあげると、喧嘩もなく納得した(せざるを得ない)状況になるというものです。

これを橋下さんは行政含めいろんなシーンを例にあげて重要であることが書かれています。

まとめ

個人的には、テレビや本やTwitterなどから読み取る橋下徹さんの考え方や行動力には、尊敬と憧れがあります。

行政のことは全くわかりませんが、ビジネスシーンにおいて、立場の違いや規模の大小はあるけれど、誰もが納得するための結論を導き出すために、この本を読んでヒントを貰いつつ、少しパワーも貰ったような気になる一冊でした。

 

参考:ウィキペディア(橋本徹)  

 

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

 

【 参 考 】
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人生の羅針盤、愛読書「考え方」のご紹介。

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