気をつけよう!OBS Studioを使ったサッカーのライブ配信時のデータ通信量!

小さな学び

みなさんは、子どもの発表会や野球やサッカーの試合などをライブ配信したいと思ったことはありませんか?

過去の記事では、ライブ配信用のソフト(OBS Studio)を使ったライブ配信方法について、必要な機材やソフトウェアのインストール手順などを紹介しています。

今回は、先日、実際に子どものサッカーの試合をライブ配信した際に、ライブ配信時のデータ通信容量をあまり考慮せずに行ったことから、結果、スマホの契約容量の上限に一気に到達してしまったことがありました。

その際の反省点を含めて、ライブ配信に関するデータ通信容量の削減方法について、簡単ですが記事にまとめました。

興味があればご覧ください。

事前準備

ライブ配信としては「YouTube Live」を使い、デジタルビデオカメラで撮影した映像を、キャプチャーボードでパソコンに取り込み、OBS Studioを使って配信します。

事前準備に関しては以下の記事を参考にしてください。

【過去の記事】
やってみよう!デジタルビデオカメラで撮影した映像でサッカーの試合中継!
初心者向け動画投稿手順を解説!思っている以上に簡単なYoutube開設!
ライブ配信に向けた準備編!OBS Studioのインストール方法!
ライブ配信に向けた実践編!Youtubeでライブ配信をやってみよう!
子どもの試合や発表会で役立つ!デジタルビデオカメラを使ったライブ配信方法!
ライブ配信にあると便利!時刻や試合時間を表示するためのSnazのインストールと利用方法!

思わぬ落とし穴

子どものサッカーの試合では、およそ1試合で約35分ほどの時間をライブ配信していました。
(内訳:前半15分・ハーフタイム:5分・後半15分)

1日の試合数が3試合程度だったので、1試合ではどれくらいの容量が必要となるのだろう。。。

そんなことをあまり考えずに行った結果、以下のようにデータ容量がない状況になってしまいました。

繰り越し容量も含めて10GB近くあったのですが。。。

 

中継を1試合としただけだったのに。。。7GBの使用容量。。。

1試合終わると、使用上限に近づいたため、他の方に協力いただき、スマホやモバイルルータを借りて、配信することになりました。

 

ライブ配信時の設定値

ライブ配信におけるデータ通信量に影響する主な設定箇所は、OBSStudioの出力設定に関わってきます。

Youtubeライブにアップロード(ライブ配信)する映像をどのように設定するかで、データ通信量が決まります。

具体的には以下のように、OBSStudioのファイルメニューから「設定」を選択します。

 

設定画面のうち、映像のメニューで「出力解像度」と「FPS共通値」によってデータ量が変わります。

出力解像度は値を大きくすると、その分データ量が大きくなります。
具体的には、画面の縦・横のドットサイズ(点の数)が増えると増えるだけ、映像は鮮明になりそのデータ量(点の数)が必要となるということです。

FPS(フレームレート)も値を大きくするとその分大きくなります。
パラパラ漫画で例えると、フレームレートは1秒間あたりに何枚の絵(画像)を入れるかという値です。
これにより少なければカクカクした映像となり、多ければその分、映像がなめらかになります。

 

 

データ通信量の計算(概算値)

後から計算するとデータ通信量も正しいのですが、あまり考えずにライブ配信をしたので周囲にご迷惑をおかけしてしまいました。

今回の場合は、以下のような設定値と撮影時間により約7GBのデータ容量が必要であることがわかりました。

・解像度:1280×720
・FPS値:30
・撮影時間:35分

<計算式>
①1画面のデータ容量
1280×720=921,600bit =115,200バイト(8bit=1Byte)
=115.2KB(1000Byte=1KB)
②1秒間あたりの容量
115.2KB×30FPS=3,456KB
③撮影時間あたりの容量
3,456KB/秒 × 35分(2,100秒)=7,257,600KB
= 約7.3GB

 

この解像度から2K,4Kと解像度をさらに上げたり、フレームレートを上げると更にデータ通信容量が必要となります。

逆に解像度を下げたり、フレームレートを下げることでデータ通信容量は下げることができます。

 

まとめ

配信された映像は確かに評判もよく、綺麗に映っていたようですが、サッカーの中継で、引きの映像だったり、短時間で細かな動きがないようであれば、解像度やFPSを下げて配信するように心がけたいと思いました。

ただ、早めに気づいたことと次回以降につながるように学べたことはよかったと思います。

みなさんもライブ配信するときにはご注意ください。

 

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

 

【 参 考 】
キャンプや防災対策にも便利!ポータブル電源を試してみました!
ライブ配信に向けた準備編!OBS Studioのインストール方法!
ライブ配信に向けた実践編!Youtubeでライブ配信をやってみよう!
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Youtube:しもちゃん家チャンネル

 

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