こんにちは。今回は書籍「スケールフリーネットワークものづくり日本だからできるDX」(著者:島田太郎氏・尾原和啓氏)のご紹介です。
IT関連企業に勤めるものとして、GAFA(Google、Amazon、facebook、Apple)の動きは常に気になるものです。
この本では、ものづくりの歴史があり技術力がある日本だからこそ、次に始まるステージに向けて日本の強さをもって進んで行くべきだという想いが詰まった本です。
内容も比較的短時間で読める本だと思いますので、興味があれば、ぜひ購入して読んでください。
本の内容
目次としては、以下のような内容です。(詳細はネタバレになるため控えます)
1.日本企業は「DX」にどう立ち向かえばいいのか
2.スケールフリーネットワークの爆発力
3.アフターデジタルの世界が持つ優位性
4.日本が取るべきステップとは
5.発想を転換できれば、日本にはチャンスがある
6.二回戦に向けて、日本企業が備えるべきこと
要旨(印象に残った点)
1)スケールフリーネットワークって何?
スケール(尺度)がフリー(ない・自由)なネットワークということです。
分かりやすく言うと、インターネットでバズることです。
このバズる仕組みは、あるインフルエンサーを中心に情報が伝えわったり、SNSで拡散したりしますよね。
このように、多くの人とつながっている伝道師(インフルエンサー等)がいるネットワーク、それがまさにスケールフリーネットワークということです。
2)日本におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の進め方
日本の技術力や経験が活かして、単純な機械化や自動化ではなく、デジタル技術やインターネットを駆使した新しいビジネスモデルの構築が必要ということ。
そのためには、新しい「コト」が生まれる場(プラットフォーム)を提供することが重要ということ。
この場ができると爆発的にネットワークが広まり(つまり、スケールフリーネットワークとなり)、インターネットの世界で大きな価値を生み出すという考え。
3)考え方を改め、まずは行動すること
PDCA(Plan、Do、Chek、Action)ではなく、DCAPであること。
これからの時代、時間をかけて計画を練ることよりも、まずは行動してから、必要に応じて適宜見直すことが大切だということでした。
他の本にもよく掲載されてることと共通し、やはり何事もチャレンジや行動が重要ってことですね。
今後、期待する面白いもの
この本の中にも紹介されていた一つの例として、IoTプラットフォーム「ifLink(イフリンク)」というものがありました。
これは、IoT機器とwebサービスをifとthenの組み合わせで、誰もが簡単にIoTを使える、作れるというものです。
例えば、
・家に帰り着くと電気がつく とか
・雨が降ってきたらスマホに知らせる とか
コロナ対策として
・マスクをしてない人に自動音声で注意する とか
・二酸化炭素濃度が高くなったら窓をあける とか
普段の生活にあるifとthenをスマホで簡単につなげるプラットフォームです。
機器を製造する企業、サービスを提供する企業もこのプラットフォームに乗って製品やサービスが提供でできると、ユーザ側でも無数の組み合わせが実現できるということです。
IT家電に興味がある私としても、これが世の中に普及し始めると、革命的な変化になると思っていて、すごく楽しみです。
(引用:TOSHIBA Digital Solutions inLinkコンセプトムービー)
まとめ
これからのビジネスにおいては、会社じゃなく個人単位でのつながりが、大きく影響を及ぼすことになると感じました。
個人が参加する地域や会社、趣味などのコミュニティからネットワーク(人脈)を築いていことが重要だと感じました。
また、「Know How(やりかた)」ではなく「Know Who(誰が知っているか)」ということが必要となり、多くの人とのつながりを大切にしながら、人生楽しく過ごしていきたいですね。
この記事がみなさんの役に立てば幸いです。
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