通信の歴史を紐解く!新たな5Gの時代へ…そもそも5Gって何?

小さな学び

先日、アップルからiphone13の発表がありました。

高解像度のカメラでシネマティックモードやチップの高性能化など多くの進化した機能と、そして、通信速度も5G(ファイブジー)に対応しています。

また、ドコモやau、Softbankなど大手通信会社は、5Gの通信サービスのエリアを拡大しつつ、終了時期はそれぞれ異なるものの、3Gサービスの廃止を各社発表しました。

海外に関しては、通信分野で先行する中国に対抗するように、日米連携しながらインド洋や欧州、南米などの国を巻き込んだ5Gの基地局や海底ケーブルの整備などを進めていこうとしています。

このように世間でも「5G」というキーワードを耳にする機会が増えているかと思いますが、今回はこの5Gに関する話を記事にしたいと思います。

内容としては、あまりネットワーク(通信)の話を知らない方に向けた内容ですので、基本的な話や既に知ってるよって方も多いと思いますが、興味ある方はご覧ください。

 

5Gとは?

5Gとは「第5世代移動通信システム(5th Generation)」のことで、「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」という3つの特徴があります。
日本では2020年春から商用サービスがスタートし、次世代の通信インフラとして社会に大きな技術革新をもたらすといわれています。

これまでの通信速度の歴史については、後述していますが、4Gと比べても100倍ほどの速度が向上しています。
これによって、どのように社会が・生活が便利になるかというと、
例えば
・自動運転車や遠隔手術などのテクノロジーが進化
(遠隔地にいる優れた医者の手術を受けられるとか)
・音楽ライブなどに活用
(自宅にいてVRゴーグルでライブに参加するとか)
・スポーツ観戦などに活用
(様々なシーンをいろんな角度から映像や選手に関する情報も映像にあわせて表示するとか)

 

私達の生活がどのように変わっていくかを動画にまとまったものがありましたので、参考に視聴してみてください。
【参考:総務省(5Gが変える私たちの生活)】

【イメージアニメ】5Gが変える私たちの生活(3分ver)

通信速度の歴史

では、5Gになるまでも、ガラケーやスマホなど普段の身の回りにある通信技術(速度)は、どのように変化してきたかを少し、歴史を振り返って整理しました。

以下のように1980年代のアナログ通信からデジタル通信に変化し、我々(アラフォー世代)がハマったiモードや着メロなどの3G時代の携帯電話など、年代と共にデジタルメディアやコミュニケーション手段も少しずつ変わってきました。

ガラケー時代からスマートフォンへと切り替わってくると、これまでガラケーでのメールや通話をしていたやり方から、LINEやビデオ通話などに代わり、距離を問わず顔をみて話せるコミュニケーション手段が低コストで実現できるようになってきました。

さらに、ネットワークの高速化とあわせ身近なセンサーや機器もネットワークにつながり、IoT(Internet Of Thing)と言って、あらゆるものがネットワークにつながる社会・生活が身近なものとなってきています。

【通信速度の歴史】

 

各世代において通信速度だけを切り取って、どのように回線速度が向上してきたかを整理すると以下のようになります。

【通信速度表】

通信速度が単に向上するだけでなく、同時に多くの人が接続できる「多数同時接続」、4K・8Kなどといった高画質動画や映画などの長時間動画でもすぐに見れる「高速大容量」、移動中でも途切れることなく通信ができる「高信頼・低遅延通信」という点が5Gの特徴となります。

 

Wi-Fiと何が違うの?

通信の話をするとたまにWi-Fi(ワイファイ)と上記の5Gを混在して話している方もいるので、整理しておくと、どちらも無線ネットワークであることは共通ですが大きく異なります。

5G:簡単に言うと携帯電話回線
Wi-Fi:短距離の無線通信回線

5Gは、auやドコモなどの通信会社の回線を利用しています。

一方で、Wi-Fiは、自宅やオフィスまたはお店などに設置されている無線ルータ(アンテナ)から、電波が飛んでいるほうがWi-Fiと言います。

そのため、スマホのWi-Fi設定画面から見ると、表示される名前は自宅や近くにある無線ルータ(アンテナ)の電波を拾って表示されているものです。

 

Wi-Fiの規格

通信回線の高速化は5Gへと進化していますが、Wi-Fiも同様に通信速度は進化しています。
Wi-Fiでは、第6世代まで進んでいます。

各世代の通信速度や周波数は次の表のとおりです。

自宅で使っている無線ルータの製品から対応している規格名を見ると、いつ頃のものか分かったり、最大通信速度も把握できると思います。

 

まとめ

5GとあわせてWi-Fiの話も記載しましたが、外出先では携帯電話回線を、自宅ではWi-Fiを利用されている方が多いのではないでしょうか?

利用している環境(場所)とスマホの設定状態から、通信速度を意識してみると、「自宅だと早いけど外だと遅い」「外だと早いけど自宅だと遅い」という点の原因が、携帯電話回線なのかWi-Fi側なのかと把握することができると思います。

5Gを使った快適な生活が早く身近に感じてくると良いですね。

 

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

 

【 参 考 】
スマホの画面をパソコンに表示!オンライン会議やライブ配信で使えるLetsViewのインストール手順!
誰でも簡単に!音楽や画像を使ってDVDStylerでDVD制作!
いろんな想い出を形に!モザイクアートを活用した記念ポスターの作成!
太陽光発電の買取もそろそろ大詰め、10年目以降を見据えた再エネ活用計画!

コメント

タイトルとURLをコピーしました