キーワードから知る身近な話題!カーボンニュートラルって何?

小さな学び

みなさんカーボンニュートラルって言葉を聞いたことありますか?

地球温暖化対策などのキーワードとして、少しずつ話題になって国としてはもちろん、企業や各地域でも取り組みが始まっています。

今回はこのカーボンニュートラルについて、あまり難しくならないように調べて学んだ内容を記事にしたいと思います。

 

カーボーンニュートラルって何?

カーボン(炭素)をニュートラル(中立)にすることです。

簡単に言うと、脱炭素社会をつくるということと理解すれば良いと思います。
具体的には、日本においては温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化窒素、フロンガス)を排出した分だけ、森林や海洋による吸収、または、技術的な方法で除去してプラスマイナスで実質ゼロにするというものです。

日本での取り組み

日本では、2020年10月26日、第203回臨時国会の所信表明演説において、菅首相は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。

また、脱炭素社会を目指すと共に経済的な成長も進め行くということで、その後に発表されるグリーン成長戦略という発表につながってきます。

 

グリーン成長戦略

2020年12月25日に開催された、第6回成長戦略会議において、経済産業省を中心に関係省庁も連携して策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が報告されました。
グリーン成長戦略では、「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策 として、14の重要分野ごとに、目標を設定し、現状の課題と今後の取組を明記し、予算、税、規制改革・標準化、国際連携などの政策を盛り込んだ実行計画を策定しています。
14の業務分野というものは、以下のとおりです。詳細は経産省の資料を参考にしてください。
①洋上風力産業
②燃料アンモニア産業
③水素産業
④原子力産業
⑤自動車・蓄電池産業
⑥半導体・情報通信産業
⑦船舶産業
⑧物流・人流・土木インフラ産業
⑨食料・農林水産業
⑩航空機産業
⑪カーボンリサイクル産業
⑫住宅・建築物産業/次世代型太陽光産業
⑬資源循環関連産業
⑭ライフスタイル関連産業

福岡市の取り組み

私が住む福岡市においても、ゼロカーボンシティ(カーボンニュートラルを目指す都市)として手を挙げています。
福岡市は、気候変動の影響による災害が頻発化・激甚化する中、市民の安全・安心を守り、気候に育まれた生活や文化を未来に継承していくため、また、都市の新たな成長機会につなげていくため、環境省の呼びかけに応え、令和2年度に向けた取組みにあたって、2040年度温室効果ガス排出実質ゼロをめざし、脱炭素社会の実現にチャレンジすることを表明しています。
現在、福岡市地球温暖化対策実行計画の改定に着手しています。

(引用:福岡市環境局サイト)

 

地球温暖化の話として、分かりやすい資料もありましたので参考掲載しています。

◇参考:福岡市環境局の地球温暖化のはなし(パンフレット)

 

まとめ

今後、国や各地域の方針に沿って、関係する産業分野で脱炭素社会に向けた、いろんな取り組みが進んで行くと思います。

昔に比べ平均気温が高くなったり、異常気象による自然災害などが現実的に発生している状況で、脱炭素社会を意識して、一人ひとりが自分のできる範囲で少しずつでも協力することが大切だと思います。

そのため、身近なところから少しずつ、エアコンの温度設定や駐車場でのアイドリング停止など、日頃の生活環境で協力できることから、取り組んで継続していくことが重要だと思います。

 

この記事がみなさんの役に立てば幸いです。

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